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沈黙の時間を大切にする

こんにちは.。yu-coachです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早いもので、もう12月ですね。
皆さん、いかがお過ごしですか?

 

今回は、コーチングセッションのお話です。

 

さて、コーチングセッションでクライアントさんが沈黙すると
「戸惑ってしまった」という経験はありませんか?

 

私がコーチング初心者の頃
問いかけに対してクライアントさんが沈黙すると
「自分の質問が悪かったのかな?」などと
すぐに質問を変えたりすることがありました。

 

その時は、電話でのコーチングだったので、
相手の表情が見えないことで、よけいに戸惑っていたのかもしれません。

 

ただ、私自身もコーチングを受けていたので
コーチから(自分では)考えたこともない視点の質問をされると、
しばらく沈黙することがありました。

 

自分の中にある考えや思いを探索し、
言語化しようとしている時間だったのです。

 

そんな時にコーチが
「いいですよ。ゆっくり、ゆうこさんのペースで考えてください。」と言って
見守ってくださっていると
安心してじっくり考えることができました。

 

自分の中の答えを探索している時には
沈黙したり、ゆっくりと言葉を選んだり、
自分の内側と対話をしているのです。
まだ、言葉にならないものを言語化しようとしている過程です。

 

その際にコーチは、ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)を
意識してみるといいですね。

 

クライアントさんと対面の時には
相手の「表情」や「目線」「しぐさ」「姿勢」等、
音声だけの時には「声のトーン」「話し方」「息づかい」等を
観察してみてください。

 

そして、クライアントさんの様子をみながら
「今、○○さんの中で何が起きていますか?
どんな感じですか?」と
途中経過を聞いてみるのもいいと思います。

 

過去の記憶を思い出しているかもしれないし
新たなアイディアが浮かんでいたり、
また、自分と向き合っている時間なのかもしれません。

 

問いかけに対して、すぐに答えられるものは
すでにクライアントさん自身の頭の中にあるもので、わかっていること。
わかっていることを話してもらうことも大切ですが、
それだけでは、気づきや変化が起きにくいものです。

 

コーチングセッションの時間は、
コーチの質問によって集中して自分のなかにある答えを探しだす時間。

 

安全安心な場では、リラックスして自由な発想になり
「ひらめき」が起きることがよくあります。

 

 

セッションの時間内に答えが出なくても、問いを持ち続けることで、
日常のふとした時にひらめき、答えがでてくることがありますので、
ぜひ、沈黙の時間も大切にしてくださいね。